Wednesday, January 31, 2007

NSW Waratahs

さて、今日は NSW Waratahs

去年、一昨年とそれぞれ決勝、準決勝まで進むほど成長したが、
以前まだシドニーに住んでいた時は、 Home の試合でも安心できない
ちょっと目を離した隙に、あっという間に墓穴を掘るチームだった。
大差をつけて勝っている、負けるはずの無い試合に大逆転されたり、
今年はいい感じ!って思った年は、シーズン最後の試合 Crusaders に
Super 12 史上、最高の点差(96-19)で負けてみたりと、
その頃は、あまり安心して試合を見た記憶が無いかった。

今年のチームは、気合いの入った奴が多い。
やっぱり、この後にも出て来る期待の新人のせいもあるだろうし、
何人かケガで療養中の選手がいる中、チャンスをものにしたい奴、
大舞台で活躍する隙をうかがっている奴もいるだろう。
その上、去年準決勝まで進んだメンバーから、何人か引退したり、
移籍した選手、2年出場停止になった選手までいるんで、
他のチームからその穴を狙って来た奴もいる。
おかげで、バックラインもいい感じだし、Forward も良い。
まあ、結果オーライでしょう。

スケジュールはかなりキツいかもしれない。
開幕から3週は南アフリカで Lions, Sharks, Cheetahs とあたり、
4週目でもう Bye で1週休みが入るんで、長いトーナメント、
シーズン終了までの残りの10週間を一気に突っ走る事になる。
残り10週中7試合は Home だが、ニュージーランド勢との試合が、
トーナメントの後半になるんで、All Blacks が温存していた各チーム
の主力選手が続々復活して、自己アピールを始める時期なので、
気をつけないと苦戦するだろう。

Waratahs の注目選手といったら、やっぱり:
Kurtley Beal(ワールドカップに間に合うか?)
今年一番話題の新人は文句なしで、18歳の Kurtley Beal だろう。
すごい動きをする高校生で、現 Wallabies コーチも大の注目だとか。
Waratahs は、安定した Fly Half が不在で、ここ数年で何人試したか…
そこに期待の新人が鳴り物入りで入って、どんな活躍を見せるか?
いきなり起用してもらうのは難しいが、本当に評判通りの選手なら、
シーズン半ばには、Fly Half のポジションを押さえているだろう。
で、本当に皆の期待通りにワールドカップまで行けるだろうか?

David Lyons(老け顔だけど、まだまだ若い)
2000年から国際試合にも出てるし、うまく行けば今年 Super 12/14 で
100試合目の節目を迎える、いい加減お馴染の David Lyons。
彼の走りは素晴らしいが、ここ2〜3年はハッとするような走りが
なかなか見れなかった。
その上、昨年末のヨーロッパ遠征でケガをして、手術までした。
現在、まだリハビリの最終段階だが、ちゃんと悪いところを直して、
今まで以上の活躍ができる身体に戻れば、Wallabies の Back Row
を支えてゆくだけの力はあるんだが…… 頑張って欲しい。

Wycliff Palu(Number 8 のポジションをものにできるか?)
去年の Wallabies ヨーロッパ遠征の際、不安定だったスクラムからの
セットプレーで安定してボールを出し、隙あらば自分でボールを持ち
敵陣にズカズカと突っ込んでゆく。
その時の相手はスコットランドだったが、彼のおかげで快勝できた。
クボタに行った Toutai Kefu 以来、こいつだ!!って思える、
本当に使える Number 8 がいなかった。
前述の David Lyons が、それに一番近い存在だった事もあるが、
今現在まだ療養中だし、最近の彼の動きには波がある。
このチャンスを活かして、Wycliff Palu が 一気に芽を出して、
Number 8 のポジションを自分のものにできるか?

0 comments: